さて、最近「古いふとんをどうしたらよいでしょうか」というお問い合わせが多いようです。
家族数の減少、低料金の宿泊施設等、これまで家庭に必要だった客用のふとんが使われず特に高齢世帯の押入に眠っています。
ご相談をいただき訪問し、ふとんを点検すると打ち直し作り直しするとまだまだ使えるもの、汚れて処分するしかないものなど様々なふとんと出会います。何年も手入れもせずそのままにしているふとんはカビや湿気で使用不能になります。
汚れたふとん使用できないものは住環境にも悪く思い切って処分しましょう。とにかくふとんは必要な枚数だけにすることが身体にも住環境にも大切です。
今、私どもプロのふとんやの仕事は、たくさんある古いふとんの中から使える良いわたを選別し木綿わたの良さを引き出しながら生活スタイルにあった快適なふとんに作り替え、使用できないふとんはお客様に代わって処分する。
例えば思い出のお嫁入り掛けふとんなどは重くほとんど使われていません。年数はたっているが良質の木綿わたが使われています。柔らかい生地で合い掛、また、ベットパットに、育ち盛りのお孫さんのふとんにと色々作り直しができるのです。
私たちの身体は自然でできています。大量生産された合繊繊維のふとんは身体に決して良いとは言えません。つくりなおしと同じぐらいなら買った方がよいといわれる方がおられますが、ふとんはみんないっしょではありません。押入をしっかり見直し、寝具を見直し本当に私たちの身体に合ったものを使う事が大切です。
良ふとんは生かし、悪いふとんは処分しましょう。
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